2016年12月9日金曜日

LINE CREATORS MARKETに出品を音楽の友とはじめました。



1) LINEやFBやSyncで直接的にやりとりしている人たちである。
2) これ(太鼓フォーエヴァー)はたぶんぜったい好きそうな人たちである。
3) 決して、広告キャンペーン的なスタンプには手をつけないだろう、所謂、あらかじめUnusualな人たちであるとわたしが勝手に思っている人たちである。

これらの必要十分条件をたぶん絶対備えているだろうという方々へここにお知らせしていたのですが、

実は、今週から、LINE CREATORS MARKETへの出品を友とはじめました。
個々各々に送っているときりもないし、
ご迷惑なのでFBで告知させてください。

みんな好きなってくれると嬉しいです。
太鼓と永遠性って好きなメタファーと組み合わせです。

もし気に入ってくれはるようでしたら、課金お願いします。
多謝。合掌。
良い週末を。


- 今日の一曲。 Dustin O'Halloran, 'The Arrival'

2016年12月8日木曜日

年賀状の季節。




アーティスト周りの仕事にとって、
「諸事雑用をこなしていく手先のコツ」はとても大切なレシピのひとつです。

手先のコツとは、

1) おもいやり
2) 楽しく
3) おっきく、ふかく、感謝

これらが伝えられているかどうかだとおもいます。
また、そのアーティストの特徴にどこまで思いを馳せられるかどうかで、
そのコツもふっくらとしたものになるような気もします。

年の瀬、良い週末になりますように。

きょうの一曲。 Corey Fuller, 'Seas Between'

2016年12月7日水曜日

"負け逃げ " に寄せて: 「そんなにあからさまにしてどうすんの?」





「そんなにあからさまにしてどうすんの?」

わたし、好きなんです、こういうことば。
ちゃんと、引用します。


「田上は自分が音楽を作ってるわけでもないのに、
人とは違う音楽を聞いて、自分は周りとは違うみたいな顔をしてる。
そんなにあからさまにしてどうすんの? って思う。
目の前の丸まった背中はリズムをとるわけでもなく、ただ音楽の世界に没頭している、ように見える。
退屈そうに教室を眺める田上の視線の先に、、、」

- こざわたまこ「負け逃げ」(新潮社、2015)



負け逃げ、ってことば、昔からときどき私の頭の中にあったような気がする。。。。

こざわたまこさん作品「負け逃げ」を手に取ったきっかけは、、
「女による女のためのR-18文学賞」というのも気になるし、
作者のこざわさんが福島県、南相馬市のご出身というだけで共感しちゃうし、
きっとみんなそうだと思いたいけれど、
主人公の女の子がやばそうで心惹かれるし、、。

Emerson, Lake & Palmerの ‘Hoedown’ 〜 'Tarkus'/ライブ盤ブートレグをイヤホンで爆音装備しながら、(立) 読みし始めました。
Moogさんが発明したアナログシンセをオレたち(ELP)使ってるから、って、誘われるままにそのギグに出向いてしまった、
Dr. Robert Moogさんのような体験ができたらいいなーと。
(もちろんこれは冗談です)。

最初は、、
あぁ、、ちょっと読むのやっぱりしんどくて/面倒でむりか、ともうひとりのじぶんが言ってくれていたのですが、
上の引用したパラグラフの辺りをきっかけに、読むのが止まらなくなって、あっという間に読了。

キャストのストーリーが交差して、そのキャストの心や気持ちが次々とやってきて、わたしの心も囚われていく、、、
なんだかまとまりがあってなかったような短編が、、どんどん、、、
どうやら、ひとつにまとまった短編になっていくようで、、、
いつのまにか壮大な叙事詩になっているようで、心がどんどんワサワサします。
気持ちの解決なんてないんだけど、解決の希望待ち。光り輝く・待ち

解決なんてそもそもないのだから、、、汗
情景が、そして気持ちが、闇へまっすぐ向かっていくので、ほんとうは怖くて読めないです。でも、読んじゃう、なんか聖書みたい。
短編になってくれていて、よかった。休憩/こころのひと段落ができるから。
まぁしゃーないか、って何にも解決しなくても時間が勝手に進んでくれるから。

なにしろ、読み進めれば進めるほど、
人って怖い、人って愛おしい、人って怖い、人って愛おしい、が、ループ。
わたしたち、島国・日本の大切な大自然の奥の、またその奥の方で、
やばい出来ゴトが起きるものですから、、、
出口なしの真っ暗のトンネルを抜けらるかどうかがわからない道をしとしと歩くように、
もしコレを長編で読み続けなければならないとしたら、"負け逃げ" はとっても辛くて読めなかったかも。




各章の短編・6つが長編/"負け逃げ"サーガになっているようで、
ちゃんと、じぶんの意思で読み紡ぐことができて、しあわせでした。

真っ暗闇の夜でも、自分に嘘をつかずに生きて行こうって、わたしは励まされた、
わたしにとっての名作です。

年末年始に実家に帰ったりするみなさま、
絶対読んだ方がいいです。

きらきらして生きていけるかも。

2016年12月6日火曜日

"Sweet November Party" - "NORMCORE" + "Local Life" + "Small Company Culture"



東京以外の何処かをどんどん楽しくしていこう、っていう人たちに加担していきたいなぁ、と、
ここ1年ほど、そんな気持ちを掘り下げています。
ツアーに行けば、やはり東京以外の何処かって、すごく楽しい。国内外問わず。

言葉も食も文化もどんどん吸収できるし、人脈のレシピも増える。
旅で、だけでなく、"Local Life"をその人の意志力でやりきっているひとって尊敬します。

しかも、もう、わたしの体幹、というか、
その太いところもぜんぶこみこみで、
わたしは、根っからの田舎ものということもあって、"Local Life"に愛憎相見え夢を見ています。


わたしの憧れ "Local Life"を軽やかに走っている#NORMCOREは、
今年の春に、私の友人のヘアメイクさん・Shige-sanが越谷レイクタウンでStartupした、ヘアサロンです。


「大人がニュートラルになれる憩いの場」をテーマに、
サロンを通じてそこに集まる人や情報を繋げ、地域のコミュニティー・発信拠点を作ることをNORMCOREは目指しています。


- 大人の社交場 -
いつもの暮らしをより “価値あるモノ” へ
自分らしく 健康で 楽しく 美しく

願いのことばとして、こんなにシンプルに、さらりと書ける、Shige-sanがわたしは好き。
一方で、ふわふわした夢物語の印象とは違って、 これを実現するライフスタイルは実際的な"willpower"(意志力)に満ち満ちているのもいい。

いまや、年収600-1000万前後の人口が増えつづているとも言われる、越谷レイクタウンに目をつけて、
昔の職能を活かすだけでなく、きっとこれから生まれる地理的優位性と共に、経済的にもその独自性を勝ち取り得るであろうポイントに焦点を当てて、
Startupするなんてとってもいいね、やるなーShige-san、とか、彼にいいながら、わたしは常々、感心/共感しているんです。



そんなわけで、NORMCOREが越谷レイクタウンでやりたかったことのひとつ、
その近隣のスモール・ビジネス・カンパニーとのコミュニティーつくりを狙って、
11/20に "Sweet November" と謳って、開催。

参画した、
それぞれのスモール・カンパニー(中小企業って訳すのかなー?)、の代表者のみなさんが各々、Blogを描いています。

NORMCORE
Pilates Studio FunVie
Border Catering

楽しかったなぁ、参加者の98%が会話したことがない人たちの集まり。
なにせ、このNORMCOREはかのご夫婦ふたりだけでやっています。
つまり、NORMCOREでのヘアメイキング・スタイリングは通常営業時は、ひとりのお客さんといつも貸切状態。

(このパーティーの主な参加者である)
- この店のお客さんがかぶる/出会うことは、ふつう、ほぼない、です。


なのに、"ヘアメイクさん" つながりだけで、このパーティーに集う/出会う!、というのは、
なかなか微妙というか、
まさに、大人の社交場です。

会話力が試される。。。
笑顔力が試される。。。
楽しむ力が試される。。。
うそです、そんなことはないのですが、
集まりたい人が集まってくることに、とってもオープンマインドな雰囲気が素敵です。




もしかしたら、
明治末期から大正デモクラシーの時代、または、それがぜんぶ戦争でぶっこわされた後の時代の昭和半ば、
それらの時代の街づくりの集いもきっとこんなかんじだったんじゃないかなー
村社会から都市社会の変遷の狭間の時代は、
きっと知り合いと興味がどんどん増幅したり/失われていくサイクルが盛んなカルチャーがあったんだよなー
とか、思いを馳せたり、いろいろ想像に溢れていて、それはそれはそもそも楽しくでした。



なにが素晴らしいって、
NORMOCREが勝手に自主的につくった場所を越谷レイクタウンに得て、
そして、ヘアメイキングの仕事をきっかけに、
イベントやワークショップの企画をお客さんと共に考えて、実行に移す。
そして、いよいよ、その地域との連携を具体的につくることを実践していることなんです。

わたしは1.5月に1度、ヘアメイキングで越谷レイクタウンに行っています。
そのついでに、駅の周りを1時間ほど散歩します。

なにはともあれ、この春までは、Shige-sanのいる広尾や恵比寿にいっていたのです。

“Local Life”への憧れは都会生活者の闇ではあるまいか、ともつい考えますが、
電車でふらふら乗り継ぎ、出歩くTrip感覚は、ちょっとした、気分転換にもなります。
東京からも意外と近いですし、
レイクタウンの空はとっても広くて、晴れたらとっても気持ちいいのです。


越谷レイクタウンという新興街つくりの大きな特徴として、
わたしたち大衆のダイナミズムの担い手である年収600-1000万前後の家族住まいの人々が小気味好く増えていることがあります。
もしかしたら、これから、10-30年単位で起きる現象の可能性でもあって、
目先とこの先を同時に見て探って実行していく、ちいさなちいさな力の集まりが必要なんだって実感もできる、
これは、この春に知ったおもしろいこと。


そして、越谷レイクタウンの地元の人たちとの交流だけでなく、
東京都内からの人の流れと空気と混ざり合うきっかけが、
大人のあそびでもある、イベントやワークショップの企画であったらいいなぁ、とこれからもおもしろがりたい。


私の目標は?って聞かれたら、
NORMCOREが考えていることをさらに魅力的なものにして、
それらを越谷レイクタンの人たちに伝える方法を見つけて、とりあえずやってみる、ことです。

できれば、NORMCOREだけでなく、 地元の大人も子ども達も、週末に遊びに行く場所の選択肢に越谷レイクタウンを加えて欲しい、と。
ただ、越谷レイクタウン推し、というよりもむしろ、
東京以外の何処かをどんどん楽しくしていこう、っていう奇矯な人に加担していることがとっても楽しい。


もっと言えば、、
NORMCOREの駅を挟んで反対側にある、
レイクタウン駅・公園周りの芝生にピクニックに来てもらうだけでもいい、と。

こんなこと言ってると、怒られちゃうかな。。

「いろんなお手伝していると、人として知っておかきゃ、っていうたいせつなことが、わりと自由に手に入ります」。




きょうの一曲
Fin-Tong "言葉にして - クローバーソング"