2013年9月13日金曜日

はじまりを繋ぐ。


"The mantis pauses for a moment in its journey to bless those it encounters."

20110311-0911=2年半。

芝居っけ、たくさん。そんな生き様を描いていくことであれば、きっと楽しいです。

先日、WMJの井上さんと呑んでいるとき、
「友としていいますが」、ってことばが井上さんからわたしに鳴り響きました。

あまりにも突然で、あまりにもずばっと、
お互いずいぶん酔っぱらっていたのものですから、とにかくわたしはとてもうれしかったのです。

そして、ずいぶん長く、
とある、「おわり」について話していました。
すると、
とある、「はじまり」について話すことになりました。

でも、井上さんにとってもわたしにとっても、「はじまり」はまだ何かしら「おわり」よりもふわふわしているようで。

ふわふわといっても、
たとえば、夢というのは、まぼろしではなくて、人を駆り立てるなにかであることとして、ありたい、とか。
そして、わたしたちが関わっている仕事も、人を仕合せにするかもしれない、そういうなにかでありますように、とか。
そういうふわふわとふわふわの話だったでしょうか。
ぐにゃっとしていても、実は具体的な解決を導くものってあるような気がします。

もうすぐ5年にもなりますが、生前の今村誠さんの言葉も今、鳴り響きます。
たしか「明日の神話」の衣装を彼が作ったあと、その勢いに乗ってなぜかわたしとまた、
さらに懸命に地獄のような天国のような時間を過ごし、寝ずにずっと一緒に働いているときでした。
年の瀬、凍える寒さの中、深夜3時すぎ、
外苑前の事務所駐車場の倉庫で、埃まみれの倉庫の中の真っ新な物販のTシャツを漁っているときでした。
「好きなことやりなよ、なんでも応援するからさ」って、、
Tシャツ数えて、紐で縛って、また紐をばらして、丁寧に整頓しながら、笑っていました。



あと1ヶ月。
わたしは、今の任を解かれます。
今の任は会社ではずいぶん孤独だったけれど、一方で本当の身内のたくさんの人に励まされてきました。
多謝。

だから、わたしはずいぶんとくよくよしないでいきてこれたのかも。

「友としていいますが」、この言葉をわたしはどうしても伝えたい友がわたしにもいます。

「いのちはただひとつのほんとうの魔法」ですよね。